製造工程

生地づくり / 注染 / 友禅(ハンド) / 友禅(フラット) / 本手描き友禅(後友禅)

生地づくり


[1] サイジング
14世 細辻伊兵衛によるサイジング 済原糸(均等巾に糊付けされた織 物用の縦糸)確認。
[2] 玉巻
選りすぐられた綿の原糸により横糸用の玉巻が作られます。
[3]種作り
縦糸を専用織機に一本一本通していきます。自動では出来ない重要な工程です。
[4]織り機
小巾用の織り機がこれだけの数並ぶ工場も現在では数少なくなりました。
[5]織り機
上下に交差する縦糸の間を横糸のシャトルが行き交い、丁寧に織り上げていきます。
[6] 検反
熟練の目と手が仕上がりを見極めます。

注染


[1] 型紙貼り
専用の木枠に版となる型紙をしっ かりと打ちつけます。
[2] 糊置き
ムラの無いように均一に糊を生地 に乗せていきます。
[3] 糊置き
生地を同じ長さに折り畳みながら 寸法狂わない位置に糊を乗せる様 はまさに職人技です。
[4] 注染
重ね合わせた生地に染料を注ぎ浸 し染めていきます。
[5] 洗い
糊と余分な染料を丁寧にかつしっ かりと洗い落とします。
[6] 天日干し
14世 細辻伊兵衛による仕上がり確 認の風景

友禅(ハンド)


[1] 調色
職人の経験と細かく管理されたデータに基づき、色の調合をし柄に合わせた糊と混ぜ合わせます。
[2] 染め板
約25mもある染め板にシワの無い よう丁寧に引っ張りながら張って いく作業はかなりの力仕事です。
[3] 型友禅
左右の手を均一の力で一息に一色 を染めていきます。
[4] 型友禅
全て手作業で版ズレがおきないよ う慎重に色を重ねていきます。
[5] 染め上がり
14世 細辻伊兵衛による染め工程 確認の風景
[6]後処理
染め終わった生地は一時天井に吊 るして乾かしその後【蒸し】【洗 い】【乾燥】【整理】へと移りま す。

友禅(フラット)


[1] 染め型
デリケートな型を丁寧に扱いながら染め場に運びます。
[2] スケージの選択
柄や色に応じて糊やスケージ(へら)を選択します。
[3] 型染め
14代 細辻伊兵衛による染め工程確認の風景。
[4] チェック
染めていく段階でも厳しく技師の目によりチェックが続きます。
[5] 蒸し
蒸す事で染料が布に定着し鮮明な色へと仕上がります。
[6]洗い・乾燥
ウィンスと呼ばれるニット等向けの高級洗浄機を使用し、ダメージを与えず生地をしなやかに洗います。

本手描き友禅(後友禅)


[16] 仮絵羽
羽縫いを解き、着物の形に縫い上げます。
[1] 意匠図案
雛形を用い、どのような図案に するか考えます。
[2] 白生地の選定、墨打ち
様々な生地から使用する白生地を 決め、袖・身頃等各部材の印をつけます。
[3] 裁断、下絵羽(したえば)
白生地の必要な箇所を裁断し、図案を描く為の着物の形(絵羽)に仮縫します。
[4] 下絵
図案を元に青花で下絵を描きます。青花は熱や水で消える昔から使われている染料の一つです。
[5] 羽縫(はぬ)
下絵羽を解き、ばらばらになった部材を縫いつないで反物に戻します。
[6] 糸目糊置
糊置きは、防染の為の工程で、二段階あります。先ず水に溶けないゴム糊を使い、挿し友禅に備え模様の輪郭を細くなぞります。
<<柿渋で防水した筒
様々な口金を付け糸目糊や糊伏せに用います。
[7] 糊伏せ
次に模様の部分を糊で覆い、保護する為木粉をかけます。
[8] 地染め(引き染め)
糊伏せをした模様以外の部分(地色)を染めます。色ムラが出ないよう一気に染めます。
[8] 地染め(引き染め)
糊伏せをした模様以外の部分(地色)を染めます。色ムラが出ないよう一気に染めます。
[10] 挿し友禅
白く現れた模様の部分に色を挿します。糸目糊は模様の輪郭となり隣合う色が混ざるのを防ぎます。
[11] 蒸し水元(地染め)
挿し友禅が済めば蒸して色を定着させ、[6]の糸目糊を洗い落します。
[13] 金彩
着物の模様を彩る為、金、銀、プラチナなどで 加工をほどこします。金彩ならではの色合いと きらめきをくわえます。
[12] 整理(湯のし)
製造工程で縮んだり歪んだ反物の生地巾を 整えます。
[14] 刺繍(京繍)
模様を彩る最後の工程です。全体を 見ながらボリュームと奥行き感を出す ため刺繍をほどこします。
<<数多い色糸から生地に合う色 を選びます。木枠の台に固定し 両手は生地の上からと下から 引き返し縫っていきます。
[15] 地直し
製造工程中に付いた汚れ等を落とします。
▲以上で反物としては完成です。
 

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てぬぐいアート展

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